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野付半島は、海流によって鳥の嘴(くちばし)のように砂が堆積した
砂嘴(さし)であり、全長28qにも及ぶ日本最大の砂嘴です。
今もなお、その姿を変えています。

※「のつけ」の語源はアイヌ語の「ノツケウ」(あごの骨、岬の意味)
といわれています。
野付半島のつけねから
野付半島ネイチャーセンター(旧レストハウス)までは、約15qの道のり(通称フラワーロード)で、
見晴らしがよくドライブには最適です。 途中、2ヶ所の休憩ポイント(駐車場)があり、
1ヶ所目の休憩ポイントは、国後島の見晴らしがとても良く、
2ヶ所目の休憩ポイントは、ナラワラの鑑賞ポイントになっています。
野付半島には、多くの野鳥が生息しています。
オジロワシ〜翼を広げると1.8mにもなるオジロワシ。
      1年を通じて生息しています。
アカアシシギ〜日本では野付半島や根室の春国岱などで見ることが出来ます。

アオサギ〜春から秋にかけて、野付半島の全域で見ることが出来ます。

タンチョウ
〜春から秋にかけてその美しい姿を見ることが出来ます。
トドワラとは、海水に浸食されたトドマツが立ち枯れたものです。
今もなお浸食は進んでいます・・・。
トドワラへは
原生花園の中を通り、野生の花を観賞しながら向かいます。
徒歩で約30分かかりますが、遊歩道が整備されているので
歩きやすくなっています。
また、花馬車に乗ってトドワラ入口まで行くことができます。
所要時間は15分程度です。
ナラワラとは、海水に浸食されたミズナラが立ち枯れたものです。
ナラワラへは、トドワラのように遊歩道は整備されていません。
(漆がつよく、近づくとかぶれる恐れがあるためです。)
ナラワラの鑑賞ポイントに駐車場があるので、そこからの鑑賞となります。
15q
国道
 244
尾岱沼
野付半島ネイチャーセンター
平成14年5月にオープンに向けした木造2階建て
の自然観賞施設です。
原生花園では、
毎年5月下旬から8月にかけ
色鮮やかな花々が次々と咲き出します。
トドワラへ向かう遊歩道周辺と、
竜神崎にある野付埼灯台付近に
多くの花々が咲き乱れます。
花馬車
 ハマナス号 22名乗
 トドワラ号 14名乗
営業期間5月〜10月
   (10:00〜16:30)
5名以上から運行
料金・・・片道 大人500円
        子供300円
↑標津町市街
↑羅臼町・知床
↑斜里町・ウトロ
幻の街キラク
かつて半島突端に栄えたと伝えられる街「キラク」。
江戸から明治初頭にかけて、北方警衛と千島との往来のための港街として繁栄したと伝えられていますが、
文献や古地図にはっきりとした記述はなく、今でもその存在は謎。半島の突端付近に残る墓石が
当時の面影を伝えています。

※墓石までは道路が整備されていないため一般の方が立ち入ることは困難です。
 別海市街にある加賀家文書館には、野付半島に関する資料が展示されています。
野付埼灯台周辺では、
7月初旬から
センダイハギやハマナスなどの
花々が咲き乱れます。
ハマナス/7月〜8月
クロユリ/6月〜7月
センダイハギ/6月〜7月
別海町で最も多くの
観光客が訪れる観光スポットです。
野付半島